どうも、ポンチ熊(@ponchiwork)です。
世の中は日経平均が30,000円を超えるなど強気相場に沸いていますが、エマージング債券投資家は完全に置いてけぼりです。
偶数月はこの【1566】上場インデクスファンド新興国債券から定期的に分配金が吐き出されるわけですが、クーポンも縮小しそろそろ保有意義も怪しくなっていますね。
【1566】上場新興国債
★ベンチマーク:ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス
★信託報酬:0.495%(税込)
★決算日:年6回(1,3,5,7,9,11月の各10日)
★マーケットメイク:なし
★ファンド籍:日本
★運用会社:日興アセットマネジメント
★ファンド純資産総額:200億円
※Yahoo!ファイナンスより転載
ここ1年間のチャートです。コロナショックの前から原資産の毀損が気になってはいましたが、若干盛り返した感じはありますね。
正直新興国債券は投資先としては微妙ではあるものの、株式・先進国債券・商品に加えたオルタナティブ投資として悪くは無い選択肢だと考えています。
2012年の設定時の基準価額が50,000円ですから、一応持ちこたえてはいるのですが、為替を考慮するとやはりマイナスですね。
ファンドのコストが(一般的な株式インデックスのETFと比べ)高いことによるベンチマークとの差も気になるところです。
ちなみに今回の分配金は372円です。少し改善しましたが、これは利回りの上昇ではなく為替変動によるものですね。
現在の基準価額に対する直近の分配金利回りは5.0%程度です。これなら電力株などをバスケット買いした方がいいのかもしれません。
直近2020年12月末の運用報告書では。平均クーポンは5.46%、平均デュレーションは6.32年でした。
分配金込みでの2020年のベンチマークとの乖離が-1.0%程度となっています。ファンドの信託報酬だけでなく、その他のコストも嵩んでいるようです。。。
直近の月次レポートより抜粋です。大きく変わりはありませんね。10%韓国に割り振られているのが安定感に繋がっているのかも。
現状では高利回り債券はこの【1566】だけですが、それでもポートフォリオ全体の3%程度になっており、残念ながら足を引っ張る結果になっています。
ではまた。明日も色んな価値をBuy & Drip...
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