どうも、ポンチ熊(@ponchiwork)です。
偶数月はこの【1566】上場インデクスファンド新興国債券から分配金が吐き出されるため、定期的にウォッチしています。
そもそも新興国債券インデックス(しかも現地通貨建て)を保有する意義があるかどうかという問題から始まるわけですが。
【1566】上場新興国債
★ベンチマーク:ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス
★信託報酬:0.495%(税込)
★決算日:年6回(1,3,5,7,9,11月の各10日)
★マーケットメイク:なし
★ファンド籍:日本
★運用会社:日興アセットマネジメント
★ファンド純資産総額:190億円
※Yahoo!ファイナンスより転載
ここ1年間のチャートです。金融緩和の恩恵を直接受けるわけではないので株価ほどには回復していませんが、何とか盛り返してきた感じです。
中身の保有債券が変わっているわけではないので、分配金は(円高の影響も含め)回復していませんね。
現在の基準価額に対する直近の分配金利回りは5.2%程度にまで低下しています。
このくらいの利回りだとわざわざ新興国債券を好き好んで購入する程でもないのかもしれません。
また、直近1年間のパフォーマンスが対ベンチマークで-1.0%程度と大幅に劣後する結果となっています。
元々新興国債券インデックスは日本株などと違い下方乖離が目立つアセットではあるのですが、正直継続保有を迷ってしまいますね。。。
直近2020年11月末の運用報告書では。平均クーポンは5.48%、平均デュレーションは6.30年でした。
分配金の支払い実績から見ても、若干ベンチマークとの乖離が大きくなっているのが気になります。
直近の月次レポートより抜粋です。JPモルガンのベンチマークと異なり、韓国と中国でそれなりのウエイトを占めているのが特徴です。
投資対象の国別の配分は新興国株式インデックスよりも分散が利いていて面白いとは思います。
このETFはベンチマークが10%キャップインデックスであり、直接比較できるファンドは国内にはありません。
株式インデックスの【VWO】のように中国一国で30%を占めるわけではないのがちょうどいい塩梅ですね。
投資対象自体はアセットの分散と言う観点からも面白いのですが、いかんせんベンチマークとの乖離が大きくなっているのが辛いですね。。。
元本の成長は望めないので、このくらいの分配金利回りだと手堅い電力株とかをバスケットで買っておく方が資産保全にはいいのかもしれません。
ではまた。明日も色んな価値をBuy & Drip...
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