どうも、ポンチ熊(@ponchiwork)です。
投資仲間のみらい(@instockexnet)さんが興味深いTweetをされていました。
米国にはバリュー株ETFとかグロース株ETFとかあるのに、日本にないのはなぜなんだい??
— みらいあせっと@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭 (@instockexnet) June 20, 2020
米国の物に比べればマイナーではありますが、東証にも使われていないだけで面白そうなのはあります。
現在は日本株は全て個別株+【2559】およびeMAXIS Slim オール・カントリーの日本部分だけですが、以前は別個に投資していました。
1.【1494】One ETF 高配当日本株
★ベンチマーク:S&P/JPX配当貴族指数
★組み入れ銘柄数:50
★信託報酬:0.308%(税込)
★決算日:年2回(4月8日、10月8日)
★マーケットメイク:あり
★ファンド籍:日本
★運用会社:アセットマネジメントOne
★ファンド純資産総額:150億円
名前は高配当日本株となっていますが、配当利回りではなく、配当の維持・増配に着目したスマートベータETFです。米国ETFで言えば【VIG】や【NOBL】に相当しますね。
以前は日本株は配当貴族にも投資していましたが、現在はすべて売却しています。
本家である米国配当貴族指数より連続増配の基準は緩めです。本家の25年スクリーニングは日本市場では厳しい。
日本版は10年以上の増配または配当を維持した企業より抽出し、均等割インデックスではなく配当利回りによる加重平均を取っています。
指数の詳細は公式ページより。
※モーニングスターより転載
残念ながら直近のリターンはTOPIXを下回っています。最近では3月のコロナショックからのリバウンドで置いていかれていますね。
これがもう少しレンジ相場が続いていればまた見える景色は変わってくるのかもしれません。
インデックスファンド版は、SMTからSMT 日本株配当貴族インデックス・オープンとして発売されています。
日本・米国に加え、欧州配当貴族指数連動のインデックスファンドも設定されていますね。
2.【2529】One ETF 高配当日本株
★ベンチマーク:野村株主還元70
★組み入れ銘柄数:70
★信託報酬:0.308%(税込)
★決算日:年4回(1月7日、4月7日、7月7日、10月7日)
★マーケットメイク:あり
★ファンド籍:日本
★運用会社:野村アセットマネジメント
★ファンド純資産総額:58億円
流行りの高配当ETFの流れですが、このETFは配当利回りだけでなく、自社株買いも合わせた積極的な株主還元を行っている企業70社から組成されています。
指数の組み方も時価総額比率の2%キャップであり、均等割りのメリット+中小株の掬い上げメリットの両方を享受できる所がポイントです。
指数の詳細は公式ページより。
※モーニングスターより転載
こちらは出来てまだ1年少々程度のETFです。こちらも配当貴族同様にコロナショック後のリバウンドを取り逃がしているチャートです。
逆に去年に限ってはパフォーマンスは良好なので、もう少し長い目で見守っていきましょうか。最近はディープバリューにハマってますが、そのうち失敗してこっちに戻ってくるかも。
3.【1460】One ETF 高配当日本株
★ベンチマーク:iSTOXX MUTB JAPAN クオリティ150インデックス
★組み入れ銘柄数:150
★信託報酬:0.264%(税込)
★決算日:年2回(1月16日、7月16日)
★マーケットメイク:なし
★ファンド籍:日本
★運用会社:三菱UFJ国際投信
★ファンド純資産総額:7.8億円
こちらはグロースというかクオリティというか、東証上場銘柄の中から高ROEを維持している企業で構築された指数です。
指数自体はROEに加え、財務健全性・キャッシュフロー収益性・利益安定性を加味して構築されるという恣意的なものです。
ROEという数値自体、財務レバレッジを効かせれば上昇が見込めますが、借金して株主還元というのも(投資家目線では)あながち間違いでは無いのかもしれません。
米国企業に比べてROEの劣る日本株ですが、少数精鋭で抜き出せば勝負になるのかもしれません。
指数の詳細は公式ページより。
※モーニングスターより転載
2016年設定ですが、運用開始以降の成績はTOPIXを大きく上回っています。以前に外国株式と日本株式が別ファンドだったときは、これと配当貴族に投資していました。
ETFは出来高が不安定ですが、同じマザーファンドのインデックスファンドも設定されています。ラップ向けと合わせ、マザーファンドの規模は30億円程度です。
4.楽天・新経連株価指数ファンド
★ベンチマーク:新経連株価指数(Japan New Economy Index)
★組み入れ銘柄数:98
★信託報酬:0.495%(税込)
★決算日:年1回(2月15日)
★つみたてNISA:非対応
★ファンド籍:日本
★運用会社:楽天投信投資顧問
★ファンド純資産総額:3.5億円
こちらはETFではなくインデックスファンドです。経団連に対抗して設立された新経連株価指数に連動するファンドですね。
敢えて指数から経団連企業を除くという試みは確かに面白いですが、じゃあこのファンドが魅力的かというと大変微妙です。
まだ出来て間もないファンドなので、投資判断をするには時期尚早だとは思いますが、ここ3ヵ月のパフォーマンスは非常に良好です。
円建てNASDAQ100指数ともいい勝負が出来ていますね。でもそれならNASDAQ100を買った方が良いんじゃないかと思ったり。。。
公募投信で信託報酬は0.495%ですが、SBI証券の投信マイレージ0.2%還元対象のファンドでもあります。
私は買う気はしませんが、日本の企業を応援したいのであれば選択肢にはなるのかもしれません。
何をもってバリューとするのか、グロースとするのかはともかく、一応選択肢は用意されています。
でも資本は簡単に海を超えられるので、国内企業にこだわる必要も無いのかもしれませんね。
ではまた。明日も色んな価値をBuy & Drip...
応援よろしくお願いします♪