どうも、ポンチ熊(@ponchiwork)です。
昔の読書記録をサルベージ。ふるさと納税で住民税を他自治体に流出させているのに市立図書館はキッチリ利用している不良住民です。
地方創生関係の本を借りに行った際に見つけたこちらの本をご紹介します。書いてあることは残酷ですが、新書なんで一瞬で読めます。
3年前に発行された本ですが、内容が面白かったので簡単にご紹介。
中身は肌感覚としては多くの人が薄々感じていることを残酷に書き表した内容ですが。。。
著者は日本社会の『8人の登場人物』として、日本の生産年齢人口を、性別(男/女)、生年(若年/壮年)、学歴(大卒/高卒の二分)によって、2×2×2=8グループに分類し調査を行っています。
結論はタイトルでお察しの通り、非大卒男性(特に若年者)が社会的に不利な立ち位置を強いられているという身も蓋もない話です。。。
若干言説が極端で一面を見ているようにも思いましたが、社会学の本にありがちな感情的で主観が強い内容ではなく、SSP2015とSSM2015というという比較的精度の高い調査での統計データを元に、客観的に論じているように思いました。
結構印象的だったのが、『子どもの教育環境を充実させ、親の経済環境で進路の幅を狭めることをなくすために国立大学を無償化』し『医療費・社会保障費を結果的に圧迫する酒税・タバコ税を増税』すると、結果的に富の逆移転が起きるというもの。確かにそうなんですが。
詳細はネタバレになるので書きませんが、数年前に読んだこの本を思い出しました。
うーん。でもバリュー株投資家の視点で見ると、浮沈の激しい虚業系の企業よりも実需に根差した製造業や食品株を買っていきたいんですけどね。
ではまた。応援よろしくお願いします♪