どうも、ポンチ熊(@ponchiwork)です。
Go To キャンペーンも迷走して空振りになりそうであり、経済状況の見通しは依然として厳しいものがありそうです。
まだまだ不安定な相場環境が続くと思われますが、ハイテク株は強気ですね。
さて、普段は見向きもされない欧州株ですが、実は興味のある方も多いのでしょうか。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
欧州株って関心あるかな?
— みらいあせっと@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭 (@instockexnet) July 17, 2020
あんまりタイムラインで話してる人見かけないから、調べてみようかなーと
本日は泡沫東証ETF系ブロガーの端くれとして、【1386】UBS ETF 欧州株の紹介です。
当方はスイス株を分けて買っており、英国ADRにも主力【BTI】をはじめとして個別で色々と投資しているので、欧州系ETFは【1385】UBS ETF ユーロ圏大型株50を利用していますが、欧州全体への投資を考えるときはこの【1386】も第一選択に挙がるでしょう。
現状、ETFは米国市場で売買するのが主流なようですが、当方は敢えて東証ETF・国内投資信託を愛用しています。
同じアセットに投資するのであれば、東証経由で円建てで取り扱う方が面倒は少ないように思いますね。
【1386】UBS ETF 欧州株
★ベンチマーク:MSCI ヨーロッパ
★組み入れ銘柄:436
★信託報酬:0.20%(税込)
★決算日:年1回(12月31日)
★マーケットメイク:なし
★ファンド籍:ルクセンブルク
★運用会社:UBS
★ファンド純資産総額:4.5億ユーロ
運用会社はスイスのUBS社ですが、ファンド籍はルクセンブルクになっており、でJDR形式で東証で売買できます。
ルクセンブルクはタックスヘイブンとして有名ですね。ファンド籍がルクセンブルクであることにより、外国市場に上場しても課税対象にならないスキームになっています。
欧州各国 ⇒(現地課税)⇒ ルクセンブルク ⇒(非課税)⇒ 日本
あくまで回避できるのはルクセンブルクでの課税分であり、ドイツ・フランスなど本国での課税はなされます。
特にスイス株は現地課税で35%も引かれてしまうので、取り扱いには注意が必要です。
人気の米国ETFと異なり、確定申告で現地課税分を回収する手段はありません。
また、同じ東証ETFでも国内運用会社が直接投資している【2559】MAXIS 全世界株式などのように、自動外国税額控除の恩恵を受けられないのも大きなディスアドバンテージではあります。
最新のファクトシートより抜粋です。ヘルスケアと生活必需品で3割と言う構成で、何となくシーゲル流(?)っぽい配分ですね。
上位組み入れ銘柄には鉄板のネスレの他、ロシュ・ノバルティス・サノフィなどのメガファーマの名前が並びます。
ハイテク中心の米国株インデックスや米国比率の高いMSCIコクサイとは大分見える景色が違いますね。
と言うか、どうしてこんなに欧州株ETFの人気が無いんだろうか。個人的にはこの手の配分も嫌いでは無いのですが。。。
同じく最新のファクトシートより。国内での取引は少ないものの、資産規模は4.5億ユーロ、日本円にして500億円超ですから純資産は問題無いでしょう。
ベンチマークへのトラッキングは問題の無い水準と思います。というか少しずつ上方乖離していますね。
ただ、ファンド本体の資産規模はともかく、国内上場を維持できるのか、UBSユーザーとしては若干の危機感を抱いています。
以前も資産規模には問題の無かったブラックロックのJDRが国内での不人気さから上場廃止になったこともありましたね。
※Yahoo!ファイナンスより転載
JDRとして東証上場からこれで5年少々経っています。ここ5年のパフォーマンスはS&P500どころかTOPIXと比較しても悲しいものがありますね。
配当利回りは3%前後と成熟株中心の欧州株らしいのですが、それでもこのパーフォーマス差は残念です。
欧州株の不調に加え、東証ETF自体がマイナーすぎで出来高と国内市場の資産額は悲しいことになっています。
この現状でもなお上場を維持してくれているUBS社には感謝しかありませんね。当分UBSのETFは応援も兼ねて買っていく予定です。
仮に国内上場廃止になっても純資産の裏打ちは確実なのでダメージは無さそうですしね。
ではまた。明日も色んな価値をBuy & Drip...
応援よろしくお願いします♪