【Excel方眼紙】米国ブル3倍ETFを使った最小分散とリスクパリティポートフォリオ。

皆様いつもお世話になっています、ポンチ熊(@ponchiwork)です。

暦の上ではまだ2019年ですが、実質的には既に2020年の取引が始まっていますね。年末年始の機会に今後の投資戦略について確認しておきます。
今回はTwitterで話題に出ていた、米国ブル3倍ETFを使った最小分散とリスクパリティポートフォリオについてです。

東証ETFでも日経平均のレバレッジETFやダブルインバースETFが人気を博していますが、海外ETFを利用すればS&P500などへのレバレッジ投資も容易です。
今回は下記の4ファンドを用いて、最小分散戦略とリスクパリティ戦略、双方のポートフォリオを計算してみました。

・【SPXL】Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF
・【TMF】Direxion デイリー20年超米国債ブル3倍 ETF
・【NUGT】Direxion デイリー 金鉱株 ブル3倍 ETF
・【DRN】Direxion デイリーMSCI米国REITブル3倍 ETF

SBI証券で購入可能なDirexionの米国市場3倍レバレッジシリーズです。それぞれ、株式・長期債・金鉱株・不動産に3倍のレバレッジをかけています。
ファンドのデータはPortfolio Visualizerを利用して取得しました。覚えておくと良いサイトのひとつですね。

あらかじめ断っておきますが、あくまで計算を楽しむことが主たる目的であり、レバレッジETFへの投資を推奨するものではありませんのであしからず。

1.使用したデータ

Portfolio Visualizerより、2014年12月~2019年11月まで、5年間のデータを用いて計算しました。
使用した数字は下記の通りです。概ね適温相場の5年間でしたが、短期的にはブレグジット・チャイナショック・米中貿易戦争などの下落もありました。


【NUGT】が設定来10年を超えていないため、今回は5年間のデータを使用しました。実際は10年になっても傾向としては大きくは変わりません。
将来の期待リターンは分からないとは言われますが、相関係数や標準偏差はリターンよりは過去データが当てになります。
ちなみに日本市場でもTOPIX・NOMURA-BPI・東証REIT指数・金相場を調べると、大体似たような傾向になります。

それにしても【NUGT】の標準偏差100%超とは恐ろしいものですね。。。
ただでさえ不安定な金鉱株に3倍のレバレッジをかける所に人間の業の深さと心の闇を感じます。

2.最小分散ポートフォリオ


最小分散ポートフォリオは上記の通りです。金鉱株・REITは入らず、【SPXL】と【TMF】を概ね半々の配分になります。
たまに日時データを用いて月次の最小分散というのも見かけますが、ボラティリティの大きいレバレッジETFでそれをやると瞬間的なトレンドに引っ張られすぎかと思われます。



このポートフォリオの標準偏差は21.50%でした。【SPXL】と【TMF】の逆相関を活かし、3倍レバレッジながら大幅にリスクを低減しています。
あくまでドル建ての標準偏差であり、日本から投資する場合にはドル円の為替リスクを別途負うことになることには注意が必要です。

3.リスクパリティポートフォリオ


リスクパリティポートフォリオは上記の通りです。ボラティリティの大きい【NUGT】の配分は小さめですね。
実際にポートフォリオもデザインする時も金投資は一般的に10%前後と意識されることが多いようです。感覚的にもバランスは取れていますね。



このポートフォリオの標準偏差は21.50%でした。ボラティリティの大きい【NUGT】が足を引っ張っている印象です。
これはあくまで2014~2019年のデータであり、切り取る期間によってまた見える景色は変わってきます。


S&P500連動ETFの【SPY】との比較チャートです。両ポートフォリオとも、ダブルスコアを付けて圧勝です。もちろんこれは好調相場が続いていたことによりますね。
特に2019年は株式・債券・金・不動産の全てのアセットが値上がりした年であり、このバックテストにも反映されています。
2018年末~2019年始は貯金を全て吐き出したようなチャートになっていますね。

繰り返し断っておきますが、これはあくまで机上の空論を楽しむことが趣旨であり、レバレッジETFへの投資を推奨するものではありません。
当方もこのポートフォリオに投資する気は毛頭無いので、あくまで計算結果を参考にする程度に留めておくことにします。

ではまた。明日も色んな価値をBuy & Drip...

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